スペイン体験記その3

グラナダ
ついに念願のフラメンコを体験することができました。いや、もちろん私は踊ってないけど(笑)。

私が行ったタブラオ(フラメンコを鑑賞できる劇場というか、酒場?)では、妙齢の踊り子さんと若い踊り子さん、そして男性の踊り手さんのフラメンコを堪能することができました。
とにかくスゴイ。何がスゴイってその足さばき!!これはもはやタップダンスの域。日々鍛錬しているからこそ出せるあの音。手にカスタネットは無く、全て踊り子さんの指を鳴らす音で刻まれるビート。足元のタップと鳴らす指のビートが哀愁を増幅させ、踊り子の表情がどんどん鬼気迫ってくる。
歌い手の紡ぎだす歌詞はもちろんさっぱり意味が分からないけど、そんなことはどうでもよくなるくらいの圧倒的な身体表現。
本当に素晴らしかった。男性の踊り手さんの湧き上がる熱情もぐっと来たなぁ。これは5月がますます楽しみになってきました。こんなの観ちゃったら期待しちゃうってもんですよ(笑)。
未來さんなりの表現でみせてくれるフラメンコ。いったいどんな破壊力を持って私を打ちのめしてくれるんだろう…。


そして、グラナダといえばアルハンブラ宮殿カトリック軍のレコンキスタ(国土回復運動)によって無血開城イスラムのスペイン支配が終わりを告げた最終地。イスラム芸術の粋が集積されているところ。ライオンの中庭が修復中だったのだけが心残り。

石畳の細工が素晴らしいです。こういうところに全然手を抜いてないのがさすがですね。