スペイン体験記その4

○ロンダ
断崖絶壁に囲まれた異形の村。何が印象的って、ここに辿り着くまでの道中が(苦笑)。そりゃあ断崖絶壁なんだから、そういうことになるだろうとは思っていたけどこれほど山道をくねくねと走ることになろうとは…。日光のいろは坂なんてもんじゃないですよ…。凄かった。普段車酔いなんてしない自分が、あともう少し乗ってたら間違いなくリバースしそうでした。いや、汚くてごめんなさい(苦笑)。

そんなこんなで辿り着いた村は、闘牛場まである立派な村でした。でも、なんでわざわざこんなところに村があるんだろう?(って肝心のところを聞き逃したバカがここに)


コルドバ
コロンブスがここから航海に出たというグアダルキビール川を擁するセビリアを経て、コルドバへ。メスキータがシンボルとなっている街です。

イスラム王朝の命で建築されたモスク(メスキータ)は13世紀前半にキリスト教勢力が奪還した後、キリスト教カテドラルとして利用されてきたとのことで、かなりの改築も施されたようです。イスラム、ゴシック、ルネッサンスバロックの各様式が混在しているのに不思議と調和が取れている空間。とても魅力的でした。馬蹄式のアーチがキレイでしたよ。

イスラムの香りがしますね〜。


こちらはキリスト教支配以降のもの。金ぴかです。


マドリッド
そして、この旅最後の地マドリッドへ。ここで初めて連泊できたので、街並みを楽しみながらそぞろ歩きなんていうことも出来ました。かなり治安が悪いと脅されていたんだけど、怖い目には1度も会わなかったなぁ…。まあ、あまりお金持ってるようには見えなかったんだろうけど(笑)。
三越の隣の地元の方がよく利用している風のお店でランチ。このお店のイカリングが絶品でした。もうプリップリ!!あんなに美味しいイカリング初めて食べた!

こちらがそのお店に吊るされてたお肉たち(笑)。イベリコ豚の生ハムも絶品でした。

プラド美術館ではエル・グレコゴヤ、ベラスケス等の絵画をたっぷりと鑑賞できました。現地ガイドさんの解説も丁寧で分かりやすく、その点でも素晴らしかった!私の好みは断然ベラスケスです!
本当はソフィア王妃芸術センターに展示されているピカソの「ゲルニカ」を見たかったんだけど、時間の関係で叶わず…。これは次回への宿題にします(笑)。


以上でスペイン体験記は終了です。長々と失礼しました。
からっと乾いてて、おおざっぱで、太陽が輝く国。でも、どことなく哀愁の漂う国。初めてのスペインはとても魅力的な国でした。またいつか行けたらいいな。そう、あと20〜30年後に。その頃にはサグラダファミリアも完成していることでしょう。