大阪公演(10/10ソワレ・10/11マチネ・10/12大千秋楽@シアターBRAVA!)


あー、終わった。というのが正直な気持ちです。
未來さんの舞台で、こんな気持ちになったのは初めてだなぁ…。
いや、でもそれは決して、つまんなかったとか、そういう理由ではなくて。
毎回毎回、負のスパイラルに引きずり込まれていく行人をなすすべなく観ているしかないもどかしさから、やっと開放されたという安堵感なのかな…。
だって、ゆきちゃんは悪人じゃないもの。
とても浅はかで、バカで、真直ぐすぎて。いろんなことを曖昧にして見過ごしたり、嘘を嘘として許すことが出来なかっただけだもの。
悪人はもっと賢くてずるいよ。
だから、やっと終わったんだなって。もう、手を洗い続けなくてもいいんだよって。
そう声を掛けてあげたい。


千秋楽では、みんな少しずつ、いつもと違ってて。
あー開放に向かってるんだなって思った。
なんだかそう思えた。


とにもかくにも。
キャスト・スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
大きなアクシデントや怪我もなく、無事に千秋楽を終えることが出来て本当に良かったです。
あー、楽しかった!と思えるような舞台ではなかったけど、心に大きな重しを置かれて、沢山のことを考えさせられた舞台でした。