「20世紀少年」鑑賞

お仕事終わりに映画館に駆けつけました。
原作の漫画を読んでいるので未読の方がどう感じるかは分からないけど、これはなかなか上手くまとめたなぁ…と。
とにかく登場人物が多いし、1969年と1997年・2000年を行ったりきたりするし、あ、2015年もちょっと出てくるか(笑)。なので、ひとりひとりをじっくりと描きこむ余裕は無いんだけど、それがいい感じにテンポ良く、破綻無く収まっていたんではないかな、と思います。堤監督やりますね〜。ちょっと侮ってました、ごめんなさい。あ、だけど最後のアレはちょっとやり過ぎかなぁ。あれじゃみんな(ネタバレの為割愛)…。
でも、入れて欲しかったエピソードが削られていることも多々あったりするんですよね。まあ、それはもう脳内補完するしかないかな。
原作未読のまま映画を観て、それから原作を読んで、人物それぞれのバックボーンを知ってからもう一度観る、というのが一番面白い鑑賞の仕方かもしれないです。
だってさ、話の展開を知ってるのと知らないのとじゃ受ける衝撃が違うもんね。次々とピースが嵌っていく展開はいちいち驚きながら観たかったなぁ、と。うん、そんなことを思いました。
エンドロールの後に、2章の予告が入るんですが、これがまた面白そうなんですよ。角田もちらっと出てくるしね!あーー、今から待ち遠しい。


登場人物は、ほぼ漫画に忠実に出来上がってます。
ケンジは、ビジュアル的にはそれほどでもないんですが、なによりお芝居が素晴らしい!さすが唐沢さんですね。オッチョ、ユキジはもうそのまんま(笑)。豊川さん、カッコいいーーー!常盤さんもカッコいいーー!マルオもまんまだし、ヨシツネもあの雰囲気が素晴らしいし、なによりも万丈目がそっくり過ぎて笑っちゃうほどでした。すごーーい…。
皆さん、さすがのプロのお仕事!という感じです。


で、角田です。
登場シーンは全部で三つ。冒頭、真ん中よりちょっと後ろあたり、そしてラスト。です。
冒頭の暗〜い画面から、未來さんの声が聞こえてきます(笑)。自分の居る独房から向かいの独房の何かに向かって自分の境遇を語るんですが…これがかなり…イイ!のです。感情が昂ぶってきて、涙でにじんだアップのお顔!鼻筋!頭はくりくりでなんかおもしろーいことになってるんだけど、暗い画面ってことも手伝ってるのかそんなに違和感無く、ともすれば可愛い…かも?とも思えてきたり(笑)。
とにかくアップが多い!左目の二重もよーく見える。そんで二の腕が…漫画家のわりに逞しい(笑)。冒頭はほぼひとり芝居、言ってしまえば独壇場?(笑)で、未來鑑賞としては最初からかなり楽しませていただきました。肝心の海ほたる脱出もまだだし、2章でもどのくらいか分からないけど出番がありそうだし、ほんとに楽しみです!
あ、そうそう!パンフに書いてあったんだけど、漫画家の所作を教わりに原作者の元を訪れたそうですよ。ほ〜、未來さんらしいなぁ、そういうとこ。