広島公演(6/10@広島県立文化芸術ホール)

15:00開演って、マチネ?ソワレ?(笑)ま、どっちでもいいか。
というわけで、行って参りました広島!広島じゃけんのう!(なんとなく知ってる広島弁を使ってみる(笑)って、これ広島弁?)

会場はかなりの大きさで、多分…松本の劇場くらいかな?舞台の広さもかなりあったように感じます。もうね、何といっても音響が素晴らしいの!!台詞や、ギターの音色が心地良く響く響く。これだけで、舞台の印象が何割か増しで良くなるってもんです。いや、音響の所為だけじゃなくて、ほんとに良かったんだけどね(笑)。

では、いつも通りレポっぽいものをつらつら書いときます。



  • 怒りのフラメンコ。会場中が息を詰めて見つめている中、どんどんその熱量を上げていくレオナルド。エネルギーの放出量が半端じゃない。ギリギリまで高めたテンションが一気に収束し、レオナルドが崩れ落ちた瞬間、客席の緊張感が少しほぐれた…ような気がしました。
  • 妻との会話。やっぱり、ちゃんと妻と繋がってる会話。でも、花嫁の話題になった途端、雲行きが怪しくなってしまうのね…。思い出したくないのに、そんな話題振るから…。
  • いや〜、本当にここの一連のシーンがとてもしっくりくるようになりました。そして、なんだかとても大人っぽいレオナルド。意識して低い声で話してる風でもないのに、とても落ち着いた大人の声でした。
  • ちゃぶ台は、思い切りひっくり返ってました。根岸さん、毎度毎度すいませんねぇ…。
  • 一度捌けた後、舞台の奥を横切る足取りが、いつものようにドスンドスンという感じではなく、少し逡巡したように…。妻と姑を見つめる視線は少し後悔の色を滲ませていたように感じました。
  • 婚礼の朝。怒りと憎しみを纏ったレオナルド。ナイフのような言葉で、ざくざくと花嫁のことを切りつけます。その痛みに耐えられなくなった花嫁が、途中から慟哭してしまうほどに…。
  • そして、返す刀で自分をも切りつけ、えぐってしまう…。怒りが頂点に達した時、人は同じくらいの悲しみを内に抱えるんでしょうか?静かに慟哭するレオナルドを見ているのが辛かった。
  • 今日は上着を投げました。そして、椅子に後ろ向きに座り、悲しく揺れる背中…。
  • 立ち去る前の「心配しなくていい」は囁くくらいの声で。
  • 教会に行く前。いつから座ったまま「なんでオレが荷車で行かなきゃいけないんだ…」って言うようになったんでしょ?これはこれでいいかも。
  • 妻の慟哭が痛い…。れいなちゃん、とっても良かったなぁ。
  • そして、諦めたような表情で妻を後ろから抱くレオナルド。ぎゅっと抱きしめた後に、とても複雑な表情になったんだけど…なんて言い表せばいいのか分からない…(苦笑)。
  • 宴会。一人輪の中に入らず、異分子として存在するレオナルド。黒い男がそっと、でもじっとりと、見つめてますよ…。ひぃーー、怖いよぅ。
  • レオナルドと花嫁が一時舞台から去った後、再び登場した花嫁の表情を見てると、やっぱり何か2人で相談してたんじゃ?と思ってしまいますね。演出意図はどっちなんだろう?
  • 逃亡シーン。客席からひらりと舞台に上がるレオナルドが、やけにカッコよかったです。もの凄い軽やかにひらりと飛び乗るんだもの。
  • 森のシーン。やはり今日は大人っぽいなぁ…。駄々っ子のようにイヤイヤする花嫁の手を離して傍観したり、諭すように言い含めたり…。
  • 朝だ、朝の匂いがする…のあたりで、2人がくっついてて、抱きしめあってて、なんだかそれがとっても良かったです。「ちくしょー、夜が死んでいく…」の泣き笑いもくっついたままでした。
  • 花嫁のオデコを撫でる仕草がとても愛おしそうで、レオナルドの気持ちが伝わってきて、たまらないです。花嫁がレオナルドの頭を撫でて抱きしめるのもいいなぁ…。
  • カテコ。キャストの皆さんが並んだ列にもの凄い勢いで走ってくる未來さん(笑)。なんでそんなに勢いがいいのよ。隣のソニンちゃんを覗きこんで笑顔を見せてました。ソニンちゃん、ちょっと咳き込んでたけど大丈夫かな?
  • 二回目。ソニンちゃんと2人、笑顔で登場。満足げな表情です。そして、カテコフラメンコ。より自由に、遊びも満載で、楽しげに舞う未來さん。お客さんのパルマがどんどん小さくなっていってしまうのは、きっとこの自由なダンサーにクギヅケになっているからに違いない(笑)。
  • しっかりと踊り終え、満足そうな表情で客席を見渡す未來さん。最後の最後に上手奥で手を挙げ、そしてお辞儀。拍手拍手です。
  • 会場の拍手も粘ってくれて、またまたキャストが呼び出されます。ここでスタオベでした。照れたように客席を見て、ソニンちゃんと健闘を称えあうように笑いあって、そしてキャスト皆で手を繋いでお辞儀。その晴れやかな表情を見てたらちょっと泣けてきました。
  • 最後まで残り、立ち去り難い雰囲気を醸しつつ、ゆっくりと捌けていく未來さん。何それ、カワイイっ!(笑)
  • 前楽の広島公演。素晴らしい舞台でした。ありがとう!


以上、怒涛の日帰り遠征は終了です。次回は、長かった婚礼ツアー最後の地、福岡での千秋楽。
きっと有終の美を飾ってくれることでしょう。しっかりと見届けたいと思います。