雑記。

風の吹く野原を、馬とともに駆けるレオナルド。
そんな光景を、一日中脳裏に再現してました。
以下、勝手にもの凄い妄想を繰り広げてます。なので、さらっと読んでくださいね(笑)。


まだ花嫁が15歳だったということは、きっとレオナルドも十代の少年だったのでしょう。少女の家まで馬を駆って迎えに行ったり、広い原っぱの真ん中で少女とフラメンコを踊ったり。そんなささやかな幸せを何よりも大切に思っていた少年は、その幸せがいつまでも続くと思っていたのかもしれません。
真っ直ぐにただ少女だけを見つめていた少年は、自分の力ではどうにもならないことがあるということを、自分の力はちっぽけなのだということを、繋いだ手をむりやり剥がされるまで、気付かなかったのかもしれません。
一番欲しいものを手にすることが出来ない自分、それを悟った時に一度彼は死んだのかもしれません。
花嫁となったかつての少女の胸に顔を埋めた時、彼は魂の再生を感じたのでしょうか。それとも、このまま永遠に朽ちてしまいたいと思ったのでしょうか。


どちらにしても、最期に彼は幸福な気持ちだったんじゃないかな?と思うんです。
落ちてくる赤い花びらを見つめる彼の眼差しは、とても透明で全てを超越した穏やかさを湛えていました。

スペインのコルドバに向かう途中の広い草原。
今にもレオナルドが馬に乗って出てきそうじゃないですか?(笑)


スペインの夕日。
この黄色い太陽を、踊り疲れた二人が眺めていたかもしれませんね。
って妄想が過ぎますか(笑)。