東京公演（5/13マチソワ@東京グローブ座）
明日は休演日ですね。出演者の皆さんも今頃ほっと一息といったところでしょうか。
２周目が終わって、私の中の「血の婚礼」もようやく姿がはっきりしてきたような気がします。
そりゃあ、こんなに沢山観に行ってたらね、この足りない脳みそでも分かってくるだろうよ、というのは置いといてね（笑）。
なんとなく…形が出来てきたと思うんです。演者の感情の持って行き方、それに伴う舞台のテンションの高め方というものに。毎回、気持ちの昂ぶりの状態によって立ち位置も台詞のトーンも違うのに、最終的にグワンと持っていかれる。全て巻き込まれてしまう。これが最終形では無いのかもしれないけど、この形で進化していくんだろうな、と。
飲み込めた、と思う。ただの思い込みかもしれないけど。でも、それでいいんだと思ってます。
では、今日のマチソワ分を。取りこぼしが沢山あるかと思いますが、そこらへんはご容赦を（笑）。
- マチネ
- 昨日のいいテンションのまま、演者もノッている雰囲気がしました。まあ、それは私の勝手な妄想ですけど（笑）。
- そういえば、昨日から後ろ髪のエクステが無くなってますね。いや、金曜日からかなぁ…。やっぱりあの激しすぎる動きだと取れちゃうから？あのタテガミのような後ろ髪、好きだったんだけどなぁ。
- 机ダンッ！は…どうだったかな？ガタガタッと揺らして机上のものを振り落とした、だったかな？根岸さん、毎回毎回お疲れさまです…。
- どうしても気になるので書いちゃいますが。私自身が東北出身の為、いまいち自信がないのだけど、妻にレモン水を勧められて「ああ、思いっきり冷たいヤツ」というところ、"冷たい"のイントネーションがどうしても気になります。"た"にアクセントではなく、そこは平板に言ってくれたほうがしっくりくるんだけどなぁ。
- 今回のシャツ破りは森ではなく、婚礼の朝。もう破いちゃうの？レオ様（笑）。と笑っていられないくらいのもの凄いテンションで花嫁を追い詰めるレオナルド。取って喰いそうだったぞ…。その後、花嫁が座っていた椅子に座り意気消沈するレオナルド。声が小さくか細い…。泣いてるのかな？関係ないけど、私、もの凄く悔しかったり怒ったりすると涙出てきちゃうんだけど、レオ様もそうなのかしら？
- ここで思い切り感情をぶつけた後は、魂が抜けた状態になるんだね。教会に行く前の妻との会話も魂が抜けてるし。
- 森シーン。ここはソニンちゃんとの対決でもありますね。演者としてどう受け止めて、どう返すか。限界ギリギリのまさに真剣勝負。ここの印象が金曜日から変化したように感じます。受け止めた後の処理の仕方が違う…そんな感じ。んーー、分かりにくいなぁ。自分でもどう表現していいか分からんのよ…。
- 今回の「ちくしょー！」は崩れ落ちるように少し泣き声で呟きました。うわー、この言い方とっても好みです。
- そして、その後おでこを床に打ち付けます。おでこにタンコブできそうで心配になるくらいの「ゴンッ」でした。大丈夫〜？
- カテコは…３回ですよね？昨日からお客さんのノリが良くなったような…。いや、舞台のテンションが上がったからなのかな？自然に拍手が続くようになりましたね。嬉しいなぁ！舞台上の皆もすごく嬉しそうでした。
マチネとソワレの間に、未來ファンの皆さまとランチ。とーっても楽しかったです！本当にありがとうございました。
- ソワレ
- 毎回思うというか、書いてもいると思いますが、今回のレオナルドのビジュアルって本当にキレイですよね。なんだろ？あの透明感は…。
- フラメンコ後。ちゃぶ台返しとはまさにこのこと！と言いたいくらいの見事なひっくり返しを披露してくれました。びっくりしました。正直怖かった。尾上さん大丈夫だったかな？それに驚いてレオナルドの表情を見逃しました。慌てて見たら、そんなことしてしまった自分をちょっと責めてた？
- 婚礼の朝。いつものことですが、女中さんとの会話があまりにもおざなりで笑えるほどです。そりゃ女中さんもやれやれですよね（苦笑）*1。
- 花嫁と始めて対峙するシーン。ここのレオナルドの表情がいつも見れない位置なのが悔しいなぁ…。いったいどんな表情で見つめてるんだろう？
- 徐々に激昂していくレオナルドが本当に怖い。マチネの時に「取って喰いそう」と書きましたが、ソワレでもその印象は変わらず。女中さんも相当な覚悟がないと２人の間に割って入れないよね。でも、必死に食い止める女中さん。大事な大事なお嬢様を守ります。あ〜、大好きだな、この女中さん。
- 想いをぶつけるだけぶつけた後に、しゅーっと萎んでしまうレオナルドの怒り…。やっぱり泣いてるよね？そんなに悔しかったのか…。そんなに好きだったのか…。あーー、怖いけど可哀想だなぁ。この回は階段に座ってしゅんとしてました。
- 「目を覚ませ、花嫁。婚礼の朝が来た！」の前に「心配しないでいい」とかなんとかの台詞（かなりいい加減（笑））が入る時と入らない時がありますね。その時の感情で入れたり入れなかったりしてるのかな？と、ふと思いました。*2
- 森の中で逃げ惑い、人々と交錯するシーン。ここ、大好きです！人々の動きも、ギターの音色も、何もかも。本当に美しいなぁ…。
- 花婿の変わりようが怖いです。もの凄い咆哮だった…。
- 森のシーン。未來さんとソニンちゃんの役者魂*3がぶつかり合う、そのエネルギーにただ呆然とするのみです。泣きながら、震えながら、お互いを踏みつけにしながら、でもやっぱり離れられないと想う気持ち…。相手をいたわるというよりは、気持ちをぶつけ合い求め合う２人…。
- ちくしょー！とおつゆを飛ばしながら言い放ち、足をダン！ダン！と踏み鳴らすレオナルド。おっ、今回はそのバージョンですか？（笑）ちょっとだけ面白かったよ。
- ここは、その時の未來さんの感情で変化していくので、本当にいろんなパターンがありますね。個人的には、身体を折って崩れ落ち、オデコを床につけるバージョンが好きです。あ、でもオデコはあまり打ち付けないでね、タンコブできちゃうから！
- あ、そうそう！どこで裂けたのかきちんと把握は出来なかったけど、またシャツを破ってました。それもやけに深く！！もの凄い裂けようだったので、いろいろ見えた。腹まで見えた（笑）。ご馳走様です！
- カテコは３回。もうお客さんも２回じゃ物足りないみたいですね。未來さんたちもとても嬉しそう〜。満足感が漂う場内で、１回目のカテコでは泣き顔だったソニンちゃんもれいなちゃんも、最後にはとても可愛らしい笑顔でした。
- 以上、マチネとそう変わりない感想を垂れ流したような気がしますが…ま、気にしない気にしない（笑）。
こんな感じで。いつもながらあまり内容が無くてすいません。
休演明けには、また少し変化したレオナルドに会えるんでしょうか？あー、既に早く会いたくてたまらないんですが（苦笑）。
というか…いつの間にこんなにレオナルドが好きになってたんだ？（笑）
