東京公演（5/9ソワレ@東京グローブ座）

と、そんな体調不良の身体に鞭打って（おおげさ）、またもやグローブ座へ行って参りました。
また行ったの？という言葉は受け付けません。悪い？（笑）

中二日空けて見たレオナルドは、なんとなく以前のレオナルドとは違って見えました。なんだろーなー。少し年齢が下がった？
台詞のトーンが気持ち上がった印象です。元々の未來さんの声のトーンに戻した感じ。だからなのかな？少し幼く感じたのは。
フラメンコ後の妻とのやりとりが、やけにぶっきらぼうというか、言葉に感情を乗せない言い方で（笑）妻が可哀想になりました。そりゃないよ、レオさん。心ここにあらずですか…。
とても苛立ったオーラを漂わせ、触るもの皆傷つけるギザギザハート。分かりやすいオトコ…。最後まで妻に対して愛情の欠片も見せません。いっそ気持ちいいくらいだよ（苦笑）。
婚礼の朝。「ああ、オレだよ。おはよう」カラクリ人形ですか？（笑）それは棒読みすぎるんじゃありませんか？（笑）女中さんもびっくりだよ。
花嫁とのやりとりでやっと言葉に血が通うレオナルド。ここで、やっと生きているレオナルドの言葉を聞いたような気がします。そっか…、そういうことなのか…。
ぐわんと沸点に達したかと思えば、ふっと冷静に言葉を紡ぐ。冷めやすい瞬間湯沸かし器レオさま（笑）。こりゃあ、花嫁が狂いそうになるのも分かるわ…。
アンダースローの上着投げは、見事花嫁にヒットです。ちょっとそのサマがカッコよかった（笑）。
あ、そうそう。今回は妻の手を取り頬にスリスリがありましたよ、桐さん！
慟哭する妻を目の当たりにして、やっと夫婦の情愛を思い出したような…。そういう優しいところもあるのね。ずーっと仮面夫婦だったわけじゃないのね*1。
さくっと飛ばして森のシーン。最初の「だまれ…」がやけにトーンが高くてびっくりしました。で、その後の台詞を聞いてると、どうも既に泣いてるっぽい。だから声がうわずっちゃったのね。
今日はいつもにも増してエロティックな２人です。レオさんなんて、唇だけじゃ飽き足らないのか、花嫁の首にまでチュバチュバしだすし…。
上気した肌と泣きはらしたような目でお互いを見つめ、熱情をぶつけ合います。あの、これ見てていいんすか？と聞きたくなるくらいの情愛シーン。色んなキスパターンがあるんですが、個人的には、花嫁を組み敷いて、頬を撫でつつキスするのが好みです（笑）。
「朝の匂いがする…」と泣き笑いのレオナルド。「行け！」が男らしいわぁ…。
花嫁から離れ花婿と対峙するレオナルド。その時の表情を見たかったなぁ…。どんな顔して花婿を見てるんだろう。
ラストは変更点は無かったように感じました。落ちてくる花びらをしばし見つめ、立ち去るレオナルド。でした。今日は妻を少し見てたかな？
カテコは初っ端からフラメンコ。今日はソニンちゃんが踊りながら未來さんの頭を手でポンと叩いてました。仲良しな雰囲気が和みます〜。
そして、もう一度拍手に呼び出され、ソニンちゃんと２人で変なステップで登場。もう一度お辞儀をして、はける時にちょっとだけフラメンコのステップを踏む未來さんでした。岡田さんたちが釣られてパルマしそうになってたよ〜（笑）。

と、こんな感じで。
レオナルドの台詞のトーン、言い方、怒りの吐き出し方、レオナルドとしての在り方、等々、まだまだ探っている途上のように感じました。
どれが正解なのか私には分からないし、未來さんがどれを正解とするのかも分からないけど。
私の好みとしては、自分の感情に正直であからさま過ぎるレオナルドよりも半歩ほど捻くれてて欲しいかな。嘲笑を浮かべるレオナルド、なんてもんも見てみたい（笑）。

次回はどんなレオナルドに会えるのか、楽しみに待つことにします。

*1:まあ、子供2人も作ってるしね