Vフォー・ヴェンデッタ

レディースデーで観てまいりました。
予告を見たときから、この映画絶対に面白い!!と思ってたんですが、なんつーかね…期待以上過ぎてびっくりしてしまった(笑)。エンドロールが終わってもずっと余韻に浸っていたい…そう思ってしまうくらい凄かったです。
今まで観てきた中で1、2を争うくらい大好きな映画になりました。あーまた観に行きたい!!
この映画、観る人を選ぶかもしれないけど、好きな人はどっぷり嵌っちゃうと思います。


独裁者が恐怖政治を行なっている近未来のイギリスを舞台に、テロリストとして畏れられている仮面の男、V。
そのVに助けられ、いつしかVに魅せられていくイヴィ。
ナイフで次々と敵を倒していくスピード感だとか*1、映像の独創的な美麗さとか*2、物語の畳み掛け方とか、素晴らしいところは沢山あるんだけど、私が一番嵌ったのはそういうものよりもVという存在の哀しさと切なさ…。はぁ〜本当にたまんないです…。
ずっと仮面をつけて登場するV。表情が変わらないはずなのに、様々なシーンでそれ相応の表情に見えてしまうのは何故なんでしょう?これは能に通じる何かがありますね。
それとね。仮面繋がりというわけでもないんだけど、「オペラ座の怪人」の怪人と、「Vフォー・ヴェンデッタ」のVがね、シンクロしてしまって*3。存在の哀しさが似てるのよね…。あ〜本当にたまんない…。
こりゃ原作も読まなきゃな。


近未来を舞台としたアクションムービーと思って観に行くべからず。これはれっきとした恋愛映画です。


公式サイト → ワーナー・ブラザース公式サイト

*1:Vカッコイイ!

*2:ドミノシーンは秀逸

*3:実はあの舞台を観にいくといつも泣いてしまいます