東京公演初日（3/20ソワレ@シアター1010）

北千住の空にきれいな虹がかかりました。
神戸の空にかかった虹と少し姿を変えて、その熱量を増幅させて。

では、いつものごとくネタバレ三昧なのでここから隠しますね。

初演エドガーが扉を破壊した伝説の劇場で、東京公演が開幕しました。
いや〜なんというか…魅せつけられてしまいました…。
神戸との相違点、受け取ったモノ、その諸々を列記します。

プロローグ
- 白い人が登場し、光の中をヒラヒラと踊り歩くところ。白い人が胸のドレープに光の欠片を仕舞う度に、その光の幅が少しずつ小さくなっていくのですね。光を収集しているのかな？これ、神戸では気付かなかったなぁ…。
- とにかく、カンパニーの皆さんの気迫が伝わってきて身動きできないんです。本当にスゴイ…。クギヅケ。

青
- 足りない１ピース（靴）。キレイに軽やかに踊っているのに、何かが足りない…。その表現がとても分かりやすくなっていたような気がします。
- オガッチさんが可愛すぎる…。ほんわりたおやかなその雰囲気…好みです（笑）。こんな彼女が欲しいです。*1

藍
- 林田先生が素晴らしい…。もう本当にこのシーン大好きです。白い人との息もピッタリ。
- あのリズム感はどういうことでしょう？音楽に見事にシンクロして、本当に素晴らしいんですよ！

橙
- 影絵の少女のうちから溢れ出すエネルギーが凄まじかったです。ほんとにスゴイ。喜始さん大好き！
- 燃え上がった炎に歓喜のタップ。クリアな靴音が心地よいです。
- 右腕が動かなくなった木の表情…。切ないです。
- このシーンのラストで立ちあがる影…。今日初めて気付きました。

緑
- 宇田先生と中川さんもとっても素敵だけど、私の目は由巳さんロックオン状態で（笑）。もう本当に大好き…。クギヅケ。
- 左脚も動かなくなってしまった木をじっと見つめ、踊りだす白い人。なぜかとても切なくなってしまいます。この時の木の表情も必見！

赤
- 個人的に今日の一番でした。あれはなんだろう？ストーリーとか意味合いとか全てとっぱらって、というか…そういうモノを超越して、とにかく踊る人たちの気迫がダイレクトに伝わってきて涙が出そうになってしまいました。スゴイ。スゴイとしか言えない自分のボキャ貧が辛い（苦笑）。
- 白い人が赤く染まり、魅惑と退廃の表情で次々と踊ってくれるんですよ…。見惚れるしかないじゃないの（苦笑）。
- とうとう動けなくなってしまった木…。後ろで踊る白い人を取り囲む空気がとても切なく感じるのは何故？
- 木の表情が…（泣）。

黄
- 足の裏に鋲を刺してしまう中川さん。一番最初に刺してしまうトコでやたらおおげさに痛がってて、舞台を大きくぐるーっと移動してました。なにそれ！動きすぎでしょーー（笑）。笑ってるの、私だけだったけどね…。
- 黄パシャマメン、３人３様の表情が素晴らしいです（笑）。破壊力増してますよ…。
- 白い人にねじ込む鋲。今日は２個ありました（笑）。膝と足の甲にぐりぐりと。未來さん、お顔が固まっちゃってるよー（笑）。

紫
- ここが神戸公演から変更された最たるところでした。
- まず一曲目で舞台中央奥に木の後姿がぼーっと浮かび上がります。影（安川先生）と連動するように動く木。
- そして、下手に影絵の少女が登場します。少し踊った後、腰を降ろし宙を見つめる少女…。
- 木と影の少女が舞台上を去り、影絵の中で木がタバコを吸った後に訪れる希望。ここで白い人が紫の人たちの中に登場します。
- 紫の人たちの横をすり抜けて、光と戯れたり、一緒に紫に染まりつつ踊ったり…。
- 白い人と影は共存できないのかと思ったけど、そういうわけじゃなかったみたいです。というか…とにかくここはほけーーっと見惚れちゃって、解釈とかなんとか考えてる暇が無かった（苦笑）。
- 安川先生の振付けで踊る未來さん。眼福眼福。黒アリスをすこーしだけ思い出しました。

エピローグ
- なんというか…ここでストンと全てが心の中に納まったような…そんな気がしました。んーー、一から十まで全て理解できたわけではもちろん無いんだけど、分からない部分も含めて全てを受け入れることが出来たというか…。うん、それもいいんじゃないかな？
- やっぱりラストシーンがなかなか拍手し辛い（苦笑）。タイミングが掴めない…。

というわけで。
まんまと魅せつけられてしまったわけです（笑）。
あちこち変更点があってわかりやすくなったというのはもちろんなんだけど、それよりなにより、カンパニーの皆さんの気迫がガツンとこちら側に伝わってきて、圧倒されまくってしまいました（苦笑）。
参りました…。
明日も明後日も明々後日も、北千住に通えるコトが本当に嬉しいです。あ〜幸せだなぁ。

*1:当方、一応オンナです（笑）。