エドガー3回目(1/17ソワレ@新宿厚生年金会館)


文中にネタバレが含まれますのでご注意…。

                                                                                                      • -

ぐるぐるぐるぐる。いろんなことを考えて。
2006年のエドガーから導き出される答えを見つけようと、必死になってた4日間。
もしかしたらこうなんじゃないか?と、その切れ端を少しだけ見つけたような気がした2日前の越谷…。


そして、今日。
2006年のエドガーが、観る者全ての心に届く形で新宿に現れました。


人間性を身につけてからも、コウモリの手指が覗いたり、人をおちょくってからかったり、檻からするりと出ちゃったり、喜び勇んでコウモリ跳びしちゃうエドガー。キュートで半分コウモリでやんちゃなエドガー。2005年の切なくて聡明なエドガーではないけれど、2006年のエドガーも大好き。本当に大好き。
越谷で感じた予感は、間違いなんかじゃなかった。難産だったけど、生まれてきてくれた。やっとこのエドガーをみんなの前で見せることが出来たんだ。


絶望のキスが美しすぎて、どうしようもなく悲しくてやりきれなくて…。涙が溢れて止まらなかった。森の中の楽しくて幸せなキスとなんて違いすぎるんだろう。なんて残酷なんだろう。キスの後に、愛しそうにシェリーを見つめ、そして突き放すエドガー。掻き毟られるほどの痛みと諦めが伝わってきたよ…。
とにかく今日は歌が尋常じゃなかった。なんだろ?とにかく伝わってくる。台詞よりも饒舌だと感じた初演のエドガーの歌声により深みを加えたような歌声。今までのBBの中で(もちろん初演を含め)一番かもしれない。本当に溢れてた。


半分金髪で半分水色の瞳。2006年のエドガー。
大好きだよ。本当にありがとう。