エドガー1回目(1/13ソワレ@かつしかシンフォニーヒルズ)
まずはネタバレ無しで。と言っても前回との違いに言及してるので何も知らないまま舞台を観たい!という方はこの先は読まないほうがよろしいかと思われます…。でも、畳まない(笑)。
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えっとですね…。初演を観た方は、エドガーのキャラの違いに戸惑うんじゃないかなぁ?
舞台全体の雰囲気は、ポップでライトでイカレてる感じ。そう、アメーリカン*1な舞台に変貌してました。これこそが本場のNYオフブロードウェイの雰囲気なのかもしれません。前回はとてもポップでライトな感じじゃなかったもんね(笑)。
で、その雰囲気*2を大きく引っ張ってるのが何を隠そう、いや隠してないけど(笑)、エドガーなんですよ。前回のエドガーはヒリヒリしてて、触るもの皆傷つけてた*3というか、触れられるのを拒否してるというか、頑なで真っ直ぐな印象だったけど、今回はとってもフレンドリーで柔軟な感じ。客席とのやりとりもあったりします。ね?前回と違うでしょ?(笑)ギリギリの緊張感が漂ってた初演のエドガー。そして客席をいじったりなんかして余裕が感じられる再演のエドガー。もちろん、こういう演出にしようと全体を構築したのは演出家の吉川さんなんだろうけど、未來さん本人の心境も多分に含まれているような気がしてしまったり…。いや、妄想なんだけどね(笑)。
というわけで。
初演とはまるっきり別物の舞台ですよ、これ。とにかく全体を取り巻く空気感が全然別物。あの切なくてギリギリでどうしようもない重苦しさの漂う初演が大好きだった自分としては、最初の戸惑いからなかなか抜け出せなくてどうしようかと思いました(苦笑)。
あ〜。してやったりとでも言いたげな未來さんの顔が目に浮かぶなぁ。ね、mmoohさん?(笑)
でもね。こんなにだらだらと書いちゃったけど、この舞台これからどんどん変わっていくのかもしれませんよ?今日はまだプレビューと名づけられた公演だったしね。
この再演の方向性は、有りか無しかと聞かれれば『有り』だとは思います。演出的に再演のほうが良かった部分も多々有ったし、オフブロードウェイに近づけると言う大きな目標もあったのかもしれない。でも…あれ(ここの部分はネタバレ有りのほうで書きます)はやっぱり前回のほうが良いと思うよ?ねえ、皆さま?
ということで。ここからはネタバレでがんがんいきます(笑)。でも、畳まない。
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- まずは初っ端。キャストの皆さま(町の人々)がわらわらと出てきます。え?まだ二幕じゃないよ?(笑)
- 洞窟のてっぺん(変な言い方だな(笑))にいきなりエドガーが登場し、咆哮。これ、前回は姿を現してなかったけど今回は丸見えです。背筋が素晴らしい!その姿を町の人々が懐中電灯で照らして浮き上がらせます。うん、なかなか楽しい演出だね(偉そうだな)。
- ここで、懸案の髪型ですが。半モヒではありませんでした。右側を薄い金髪にしてぐっと耳の上方に持ち上げ撫で付けてました。やたらカッコイイです。照明の関係で時々アッシュグレーっぽくなってたし!(喜)
- メレディスとシェリーがセットとともに登場しても、まだ町の人々が舞台上に残ってたりします。途中ではけたけど。
- 欽ちゃん走りで登場するエドガー。何それ?(笑)アリス?*4
- リックが登場し、挑発されて、いやされる前か?檻の鉄棒と鉄棒の間からすり抜けて出てくるエドガー。何それ?(笑)その後またするーっと戻っちゃったし!
- 「かーわいそうなちいさなこ、ふるえているのね」で、慌てて震えるエドガー。何それ。(三回目)
- なまじっか前回のエドガーを知ってるから、どうしてもパロっぽく見えてしまう部分があってどうしようかと…。これはあれですね。一度あの初演エドガーをリセットしてしまったほうが良いのかもしれませんね。きっとそのほうが楽しめる*5。
- 言葉のお勉強。「ちょっとー待って!」がね…。あの色っぽい声色じゃなくてね…。ウガウガしてるエドガーのままなんですよ(がくり)よくあの声のまま歌えるよなぁ…。というか、その声はいつまで出してるの?まさかずっとそのままなんてことは無いよね…?*6。
- テイラー夫人が石原さん、そして看護婦さんが西村さんでした。そういうことでしたか。
- シェリーとダンスを踊っても、お茶をパーカーさんたちに注いでても、何をやっててもまだあのウガウガ喋りで(苦笑)。「信仰復活集会」の言い方だけ変に抑揚つけてたけど、アレは有り?まあ有りだな(笑)。
- あ、そうそう。シェリーとのダンスのトコで「トリャーッ」って背負い投げしそうになってませんでしたか?それは無しでしょう。
- エドガーの台詞、おおまかには前回と一緒なんだけど語尾がやたらですます調なんです。それもあのウガウガ喋りで…。まあカワイイっちゃあカワイイんだけどね。なんかね、ヒリヒリした焦燥感が感じられなくてね…。
- 「おへそがあるー」も「聖書の言葉」もウガウガ(泣)。うわーーん。
- そして、『COMFORT AND JOY』でやっと普通に歌ってくれました。これよ!これを待ってたのよーーー!
- ウサギちゃんの血糊が半端なかった。
- 左の扉から登場。ここは変更無しでしたね。
- 『A JOYFUL NOISE』では少しダンスが増えてたかな?とても楽しそうで始終ニヤニヤしてた自分(笑)。
- 何もかもエドガーの仕業にされ、シェリーに乱暴を働いたリックに噛み付いてしまうエドガー。ここらあたりは前回とほぼ一緒ですね。客席通路を通って右の扉から出て行くのも一緒です。
- 森の中です。エドガーが客席に顔向けて号泣です。モノ凄い泣き方です(笑)。牧神が歌いだす前にシェリーとちゅーしそうになって、唇突き出してました(笑)。
- で、チルチル。うわー、ここ楽しいっすよー。ハモったり、側転したり、ラブラブだったり。もうここずっとやっててくれ。
- 『牛への謝罪』からの流れは何度観ても心掴まれますね。壮絶です、いろいろ。
- 真相の告白。ここは今回の演出のほうが唐突な感じがしなくて良かったな。金髪カツラはつけないことにしたのね(笑)。
- 影絵にシェリーとエドガーが登場。この演出も○。
- 今更ですが、パーカーさんのキャラが前回よりも更にパワーアップしててイカレてるんですよ。どうしちゃったの?ってくらい危ない雰囲気で…。
- 初演時にハンカチで示してた「これが証拠〜♪」が、シェリーとのキスに変更されてました。うん、そのほうがいいね。
- このあたりは前回と比べるでもなく、のめり込んで観てました。やっぱさ〜未來さんいいよ。カッコよくて切ないエドガー。大好き…。
- 自分の血を与えようとするパーカーをくしゃくしゃの顔で見つめるエドガー(泣)。うわーーん…。ダメだ、ここはいつも涙腺が緩む…。
こんな感じでしょうか。
初演のエドガーは大切に心の中に仕舞いこんで、リニューアルしたエドガーを楽しむ。これがこの舞台を楽しむためのコツなのかもしれません…。まだまだ混乱してるけどね(苦笑)。
以上!もう寝る!(笑)
と書いといてなんですが。もう少しだけ。
初演のエドガーと再演のエドガー。どっちが好きかと聞かれたら、やっぱり初演のエドガーなんです。それはやっぱり仕方ないことで。
でも、こういうのも有りかな?と思ってる自分もいるんです(さっきも書いたけど)。舞台と客席の距離が*7、初演よりもぐっと近くなり親しみやすくなってたし、それはきっと今回が初見の人にはとても面白い舞台と捉えてもらえるだろうし。
逆にこの公演が初演で、初演が再演だったとしたら…(なんだかややこしいな(笑))、こんなに悲壮感漂うBBはBBじゃないって、そう思っちゃう人もきっといるんじゃないかと。
んーー再演って難しいものなんですね。本当に。
あー、でもこれからまだまだエドガーに会えると思うと、やっぱりワクワクしてしまいますね(笑)。結局、BBジャンキー、いや未來ジャンキーなんだな、自分(苦笑)。